著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
6日のビットコイン(BTC)対円は大幅反発し、前日の下げ幅をほぼ完全に掻き消した。米証券取引委員会(SEC)によるバイナンスと同社CEOのCZ提訴の報道を受け、前日のBTC相場は375万円から急落を演じたが、ドル建てで2月高値の25,358ドル(≒353.9万円)付近で下げ止まると、昨日の東京時間は360万円周辺で揉み合いに終始した。米時間に入ると、SECが米コインベースを証券取引法違反で提訴したと報じられ、BTCは一時下値を試したが、相場は2月高値で買い戻され反発すると、残りの米時間は上昇一色となり27,000ドル(≒376.9万円)を回復した。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成