著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円は大幅下落し、26,000ドル水準(≒363万円)を3月16日ぶりに終値で割り込んだ。アトミックウォレットへのハッキングによる資金流出や、顧客資金流用の疑いで渦中にあるバイナンスCEOのCZの後任が近くに決まるとの報道もあり、東京時間のこの日のBTCはジリ安に終始。欧州時間には376万円で下げ止まったが、米時間には米証券取引委員会(SEC)がバイナンスとCEOのCZを提訴し、相場は365万円まで急落した。この日は米主要株価3指数も高値調整気味となり、米市場終盤にかけてBTCは357万円まで押した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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