著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

25日のビットコイン(BTC)対円は、一時は下値を試すも、終値では小幅に反発した。米国のデフォルトへの懸念が強まるなか、昨日のBTC相場は下値を模索する展開で始まった。一方、BTC対ドルが直近安値に迫ると買い戻され下げ幅を解消。その後は、米失業保険新規申請件数が予想を下回ったことで米国債利回りが上昇したが、東京時間に売りがある程度出尽くしていたからか影響は限定的だった。むしろ、前日のエヌビディアの好決算を受けた米IT株の上昇、さらには米債務上限を巡る協議でこの日はホワイトハウスと野党共和党の双方から「生産的な議論ができた」とのコメントや、「デフォルトの選択肢はない」といったコメントが出たことでセンチメントが上向き、米時間のBTCは小確り推移した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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