著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円は反落し、直近2日間の上げ幅を掻き消した。米債務上限を巡る協議が難航し米国のデフォルトへの警戒感が強まる中、東京時間のこの日のBTC相場はアルトコイン主導で一段安を演じ、前日に回復したドル建てで27,000ドル水準(≒376万円)を割り込み、節目の370万円割れを試した。米市場ではこの日も債務上限問題への懸念が市場心理を支配し、国債利回りとドルの上昇が株価と金相場の重石となり、BTC相場はさらに一段安を演じ360万円台中盤まで押した。引け後のエヌビディアの好決算を受けて、BTCは今朝方に小幅に反発するも買いは続かず、ドル建てでは高値レンジの下抜けを窺う展開となっている。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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