著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日のビットコイン(BTC)対円は300万円台中盤での揉み合いに終始。米銀行持株会社シルバーゲートの破産懸念から3日に相場水準を下げたBTCだったが、対ドル相場で1月18日安値と2月13日安値を基点とする上昇トレンドが走る約22,000ドル水準(≒301.6万円)で下げ止まると、下げ一服感から300万円台中盤で底堅い推移に転じた。6日のBTC相場も同水準周辺で小動きに終始。7日〜8日にかけてのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を前に様子見ムードが広がった。米時間には、米主要3株価指数の上昇に連れて一時買われる場面もあったが、その後の下落に連れて上げ幅を掻き消した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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