著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

2日のビットコイン(BTC)対円は小幅に反落するも、終値では320万円を維持した。この日の相場は東京時間からジリ安基調が続き、米市場序盤には320万円を割った。前日は中国のPMI改善でアジアの株式市場にリスクオンムードが広がっていたが、1日の米国債利回り上昇が市場心理を冷やし、BTC相場も影響を受けた。一方、この日は米新規失業保険申請件数が低下し米国債利回りが一層高くなるも、アトランタ連銀のボスティック総裁が、自身は依然として3月の25ベーシスポイント(bp)利上げを強く支持し、夏までに利上げを停止できると発言したことで、米株が反発。BTCもこれに連れ高になり下げ幅を縮小したが、プラス圏回復には至らなかった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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