著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

21日のビットコイン(BTC)対円相場は反落。ドル建てでここ9ヶ月間の高値となっていた8月高値(25,200ドル≒340万円)上抜けが目前となり、この日も同水準を目掛けジリ高を演じたBTC相場は、東京市場終盤にかけて25,000ドル水準(≒337.5万円)に乗せると、欧州市場序盤に8月高値を僅かに更新した。一方、その後の相場はすかさず反落し、高値更新はダマシとなると、堅調な米経済指標を受けた株安・金利高が相場の重石となり、さらに下げ足を速め330万円を割った。米市場中盤のBTCは戻りを試す場面もあったが、米株がさらに安値を広げると、BTCも追随した。引け後のBTC相場は、若干、反発しており、330万円周辺まで戻している。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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