著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日のビットコイン(BTC)対円は小幅に続落。週末のアルトコイン相場の失速に連れ安となり、この日の東京時間にBTCは一時300万円をわずかに割り込む場面もあったが、節目で買い支えられ下げ止まった。米時間には、安寄りした米株が一時的に反発したことでBTCもこの日のプラス圏を回復したが、買いは続かなかった。今朝方には、米マイニング大手のライオット・プラットフォームが、昨年末にテキサス州を襲った寒波の影響で、自社のマイニング施設の一部が稼働できなくなり、2023年第一・四半期中の12.5Ehash/s到達目標が後ろ倒しになる可能性があると発表すると、BTCは上値を重くし、再び300万円割れを試す展開となり、ドル建てでは節目23,000ドル(≒303.4万円)回復に失敗した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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