著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円は300万円周辺でほぼ横ばい。米国の2022年第四・四半期GDP成長率の発表を控え、東京時間のこの日のBTCは300万円前後で揉み合いに終始。米GDPは前期の3.2%から2.9%に減速したものの、市場予想の2.6%を上回り底堅さが示されたが、失業保険新規申請件数が市場予想を下回り労働市場の逼迫継続が示唆された。まちまちの結果となった経済指標を受け、BTC相場は一時302万円にタッチしたが上値を伸ばせず、結局はっきりと方向感を示せず299.4万円で終値を付けた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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