著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円は2日続落。対ドルで節目の21,000ドル水準(≒270万円)の維持に失敗したが、今月の高値圏は維持している。緩和政策テコ入れが予想されていた日本銀行が政策維持を発表したことで、東京時間にドル円相場が急伸すると、ドルでの取引が主なBTCは円建てで上昇し280万円にワンタッチした。しかし、その後ドル円が伸び悩み反落すると、BTC対円も元の水準まで押した。12月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想以上の減速が確認され、寄付きの米株市場は底堅い展開となったが、複数の米地区連銀総裁からタカ派的な発言が相次ぎ急落すると、BTCもこれに連れ安となり270万円を割り込んだ。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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