著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
17日のビットコイン(BTC)対円は270万円台で小幅に反落したが、21,000ドル(≒269.8万円)水準は終値で死守した。東京時間のこの日のBTC相場は一時的に押し270万円を割る場面もあったが、21,000ドル水準以下で押し目買いが入りすかさず持ち直すと、NY市場の寄付きまで270万円台前半でジリ高に転じた。米株が寄り付くと相場は一時昨年11月高値(21,500ドル≒276万円)を回復したが、ゴールドマン・サックスの業績不振が米株市場の重石となると、BTC相場も反落。21,000ドルが再び相場のサポートとなるも、米株先物の下落が相場の重石となり、続伸とはならなかった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成