著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

12日のビットコイン(BTC)対円相場は5日続伸し、240万円を昨年11月10日ぶりに終値で回復。ドル建てでは18,000ドル(≒232.4万円)を回復している。この日のBTC相場は始値が付いた直後に一段高を演じ18,000ドル水準を回復すると、239万円近辺で揉み合いに転じた後、ドル円相場の下落に伴いジリ安となり238万円割れを試した。注目された12月の米消費者物価指数(CPI)は、市場予想と合致し前年比で11月の7.1%から6.5%に減速。月次では0.1%から-0.1%と下落した。結果を受けてBTC相場は一時乱高下するも、その後の米国利回りの急低下に逆行高となり、一時は246万円を回復した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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