著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円は、アルトコイン主導で東京時間から確りした推移で始まると、来年夏に半減期を控えたライトコイン(LTC)が80ドルのレジスタンス上抜けに成功し、連れ高で230万円台中盤まで上昇した。一方、米時間に発表された米供給管理協会(ISM)の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が、市場予想の+53.3に対して+56.5と上振れ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化観測が強まり、米株の下落にBTCも連れ安となった。もっとも、非製造業PMIの結果を受けて外国為替市場でドル円相場が急反発したことで、BTC対円の下げ幅は抑制され、終値でプラス圏を維持した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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