著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

8日のビットコイン(BTC)対円は10%超の大幅安。対ドル相場は一時的に年初来安値を割り込んだ。アラメダリサーチの資産の多くがFTTトークンと同トークンを担保にした借入だという報道を受け、バイナンスのCZが保有するFTTを全て売却すると発表したことを巡り、アラメダはFTTを22ドルで買い支えるとしていたが、この日の東京時間にFTTが同水準を割り込んだことで市場は全面安となり、BTCは300万円を割り込んだ。その後、バイナンスのFTX電撃買収が発表され、相場は300万円を回復するも、20ドルに戻したFTTが反落するとBTCも連れ安。BTC対ドルは今朝方に年初来安値を一時的に割り込んだが、その後は18,500ドル(≒269万円)周辺まで戻している。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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