著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

12日のビットコイン(BTC)対円は反発し280万円を回復。BTC対ドルは小幅揉み合いに終始したが、対円相場は外国為替市場で円がドルに対して下落したことで恩恵を受けた。GoogleとBNYメロンの業界参入で11日のBTC相場は270万円台後半で下げ渋ると、昨日の東京時間からはジリ高で戻りを試した。BTCの対ドルは19,200ドルを背に揉み合いとなったが、ドル高円安の加速で対円相場は280万円を回復。9月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回りその後は失速するも、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で何人かの参加者が「経済への影響を考慮して金融引き締めペースを調整するべき」と指摘したことを好感し、相場は持ち直した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。