著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

3日のビットコイン(BTC)対円は4日ぶりに反発し280万円を回復した。シカゴマーケンタイル取引所(CME)のBTC先物取引再開を期に不安定な値動きで始まった今週のBTC相場は、昨日東京時間に19,000ドル水準(≒275万円)割れを試す場面も見られたが、米長期金利の上昇一服を受け米株先物が下げ渋り、節目の水準を維持した。海外時間に入ると米長期金利は英国債利回りの低下に追随。更に、ISMの9月PMIが50.9と景気減速との分かれ目ギリギリの水準になったことや、支払価格など各指数も前月から低下したことで、積極的な金融引き締めが緩むとの思惑から長期金利は一段と水準を下げ、BTCは米株に連れ高となる格好で280万円の上抜けに成功した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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