著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

28日のビットコイン(BTC)対円は反発。主要国の国債利回りが上昇する中、昨日東京時間には米長期金利が14年ぶりに4%台に付け、株式市場の下落に連れ安となりBTCは270万円割れを伺う展開で始まった。一方、海外時間に入ると、先週トリプル安に見舞われた英国のイングランド銀行(BOE)が、金融市場安定を図り長期国債の無制限買い入れを臨時措置として決定。これにより英国債利回りが低下すると、米長期金利も追随し、BTC相場は英欧株式市場の急反発に連れ高で下げ幅を奪回した。この日はNY市場の株価も急反発を演じ、BTC相場はプラス圏に浮上し、一時は280万円を回復した 。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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