著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円相場は45,947円(1.22%)安の3,708,298円と小幅に続落した。

Best Buyの業績不振や、SnapchatとNVIDIAの見通し引き下げなどを受け米国の景気減速観測が強まる中、週央からのBTCは概ね370万円後半での揉み合いが続いた。26日未明には、5月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で夏以降の金融引き締めペースが緩む可能性も僅かに浮上し382万円にタッチする場面もあったが、ドル建てで節目30,000ドルとなる同水準で上値を抑えられた。

昨日の東京時間でも相場は370万円台後半での揉み合いとなったが、アルトコイン主導で、市場全体で売りが加速すると、BTCも連れ安となり一時は356万円付近まで押した。

一方、これまで暗雲が立ち込めていた米小売の決算で、昨日はDollar General、Dollar Tree、Macy’sが揃って好決算と見通し引き上げを発表。これを受けて米市場では主要3指数が大幅続伸し、BTCも下げ幅をほぼ奪回した。引け後のコストコの決算も収入が市場予想を上回った。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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