著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円相場は1.9万円高(+ 2.11%)と上昇し、終値は200日移動平均線(94.6万円)を上抜け96万円台に乗せた。前日は94万円周辺で小幅な動きに終始した相場だったが、対ドルの終値で200日線の維持に成功すると、昨日は始値の付く午前9時から買いが入り東京時間の終盤には96万円周辺まで上値を伸ばした。その後、欧米での新型コロナウイルスの本格的な感染拡大への懸念を背景に欧米株式市場が軟調となる中、BTCはもう一段と高くなり、2日高値(97.5万円)を一時更新した。一方、米CoinbaseのBTC対ドル相場は8400ドルから8900ドルのレンジ上方ブレイクに成功したが、対円ではNY時間に急速に進んだドル安・円高の影響で上値を抑えられ、レンジブレイクとはならず、97万円回復には失敗した。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。