著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

3日のビットコイン(BTC)対円相場は反落し、終値は前日比2.8万円安(- 2.98%)の94万円となり、直近2日間で相場は200日移動平均線を挟み込む値動きとなった。一方、昨日は米連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げを決定したことを受けドル安・円高が進み、米CoinbaseでのBTC対ドル相場の下げ幅は比較的限定的となり、終値は200日線を死守した。

この日の相場は、朝方に97万円(≒9000ドル)にタッチした目標達成感から利食い優勢の展開となり、東京時間の終盤には200日線が走る94.8万円まで下落した。欧州時間には、一時96.5万円付近まで戻すも、反落。NY時間にFRBがフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を50bp下げると緊急発表すると、BTCは瞬間的に反発したが、対ドル9800ドル付近での売り圧抑は相応に強く、上に往って来いの展開となった。結果的に、昨日のBTC対円相場は前日から一変し、ジリ安基調一色となった。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。