著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円相場は前日比3.2万円高(+ 4.57%)と続伸し、終値は75万円台を回復した。日経平均株価が急速に値を戻す中、ボラティリティーの落ち着きやすい東京市場時間のBTCは70万円台前半で揉み合う展開となったが、欧州時間にドル安ユーロ高を受け金塊相場が上値を追うと、BTCも連れ高となり75.6万円にタッチした。一方、この日は、米民主・共和党間での約2兆ドル規模の景気刺激策について合意が近づいているとの声が複数出て、米株式市場でリスクオンムードが戻ってきたが、BTCは対ドルで節目の7000ドル(≒77.8万円)には届かず、200ドル手前の6800ドル(≒75.6万円)がレジスタンスとなり、NY時間からの相場は75万円を巡り比較的鈍い値動きとなった。昨日はダウ工業株30種平均が2112.98ドル高(+ 11.37%)と記録的な上げ幅となったが、暗号資産(仮想通貨)市場は巡航速度を取り戻しつつある印象だ。

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