著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円相場は7615円高(+ 1.31%)と、終値ベースではほぼ横ばいとなった。東京時間のこの日の相場はジリ上げで始まり、58万円台後半(≒5400ドル台前半)まで一時上昇したものの、アジアの株式市場が下落に転じるとそれにつられる形で反落し、欧州時間序盤には55万円周辺まで下落した。米国が大規模財政出動調整中との発表を好感した前日の株式市場だったが、米指数先物も東京時間から軒並み反落。各国・地域間の移動制限や、欧米や一部アジア諸国で加速する店舗営業や外出の制限による経済活動縮小への懸念がなかなか払拭されない模様で、昨日は株だけでなく原油価格も安値を広げる展開となった。こうした中、BTCはNY市場開始直前に対ドルで5000ドルにタッチすると節目での押し目買いが入り急反発を開始し、ダウ工業株30種平均が2万ドル割れで始まる中、相場は一気に58万円まで戻した。その後のNY時間では、56万円台まで相場が押す場面もあったが、安値拾いの買いも根強く、終値は58万円台後半を回復した。

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