著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

9日のビットコイン(BTC)対円相場は1.6万円安(- 1.99%)と3日続落し、終値は82.1万円となった。東京時間のこの日の相場は、円がドルに対して2円ほど上昇した影響で、BTC対円は一段と値を安くし83万円を割り込んだ。その後も、世界の株式市場が記録的な下げ幅を記録する中、BTCは上値の重い展開が続き、NY時間には78.2万円まで一時安値を広げた。足元では、相場は若干の反発を見せ80万円台を回復しているが、対ドルでは1月9日ぶりに終値ベースで心理的節目の8000ドルを割り込み、今年の上げ幅を更に縮小させた。一方、昨日は原油価格の急落、ダウ工業株30種平均の2000ドル超安、S&P 500指数急落を受けた取引一時停止等、混乱模様となった市場だが、BTCの下げ幅は比較的に限定的だったと言えよう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。