著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
4月第4週(20日〜26日)のビットコイン(BTC)対円相場は5.99万円(+ 7.79%)高くなり、週足終値は82.9万円と節目の80万円台を回復。週末にはレンジ上限で7日高値(81.5万円)の上抜けに成功し、3月12日の暴落幅を奪回した(第1図)。直近2週間ほどの相場は70万円から81.5万円のレンジで方向感に欠ける展開が続いていたが、先週はブルームバーグがBTCに強気なレポートを発表したり、バイナンスのペイメントアプリがナイジェリアでローンチされたりと、目星い材料が出たことにより週央からレンジ内で上昇。23日には、踏み上げ相場となり、BTCは対ドルで7日高値(7466ドル)を上抜けレンジを上方ブレイクすると、利食い売りが入り上値を抑えられたが、7日高値がサポートに転じ底堅く推移すると、26日には売りが一巡し一段高となった。
(第1図:BTC対円チャート 日足 出所:bitbank.ccより作成)