著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
14日のビットコイン(BTC)対円相場は73万円から75万円のレンジで動意に欠ける展開となり、終値は1878円安(- 0.25%)の73.8万円となった。この日は、米アマゾンの75000人追加雇用の報や、中国の貿易収支が予想値ほど悪化しなかったことが株式市場で買いを誘った一方、暗号資産(仮想通貨)市場では半減期を終えたビットコインキャッシュ(BCC)とビットコインSV(BSV)が下げ止まるか否か、模様眺めとなった。時価総額上位10銘柄では、バイナンスコイン(BNB)が唯一上昇したが、これはバイナンスでのオプション取引開始や、同取引所が年間利益の4分の1を投資に回すとの発表を好感した買いで、他銘柄への影響は軽微だった。