仮想通貨取引所バイナンスの2018年第1四半期の利益が、ドイツ銀行を上回り、ナスダックの利益とほぼ同等に近づいた。バイナンスは創業約1年だが、歴史上最速で成長している企業だ。

 イーサリアム・ワールド・ニュースは、ベンチャーキャピタル(VC)のダンフア・キャピタルでマネジング・ディレクターを務める Dovey Wan氏のツイッターを引用し、バイナンスの第1四半期の利益がドイツ銀行を上回ったことを指摘している。

 同期のドイツ銀行の利益は、事業費や10万人の人件費を考慮すると、およそ1億4600万ドル(約162億円)。一方で、バイナンスの従業員数は約300人。Dovey Wan氏はバイナンスについて、中央キャンパスを構えておらず、創業者でさえ同一場所に留まらずに大陸間を移動し続けていると指摘。すべき事を成し遂げるためには、コミュニケーションの摩擦は、伝統的な構造の企業が信じ難いような方法で最小化すべきと述べている。

 同氏はまた、バイナンスとナスダックを比較した。

 今年第1四半期の時点で、バイナンスは創業8カ月。従業員は200人だったが、2億ドルの利益をあげた。一方で、ナスダックは創業47年、4500人の従業員を抱え、同期間の利益は2億900万ドルだった。バイナンスをわずか900万ドル上回っているだけだ。