仮想通貨取引所バイナンスが今月3日、昨年12月の市場レポートを公開した

OTC(店頭取引)市場ではビットコイン(BTC)に対して、12月初めに大口の取引があったことから売り圧力が高まる可能性があったが、価格は堅調に推移したと振り返った。BTC価格が横ばいであったことからアルトコインの売りが支配的になり、特にETHやXRPなどが通常よりも多くの購入されたという。

また、バイナンスは昨年機関投資家にアンケートを実施し、年末価格を予想していたが、この予想とは大きく異なる値になったことを指摘。ビットコインは1万ドル、イーサリアムは200ドル、XRPは0.30ドルと予想していたが、実際には12月のBTCやETH、XRPは30〜35%安くなったと指摘した。

さらに12月末に取引が活発になったことについては、これは買い手はクリスマスや年末ラリーを予想し、売り手は上昇相場を維持できない可能性を踏まえて弱気になった可能性を指摘した。こうした動きから1月には大きな変動が見られるかもしれないとした。

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