非代替性トークン(NFT)マーケットプレイスの競争がますます激しくなる中、バイナンスは近いうちに登場するNFTプラットフォームに「100人のクリエイター」をもたらす予定だ。

プレスリリースで、バイナンスは、現在最大の壁画の世界記録を保持している有名なストリートアーティストであるミシャ・モスト氏の起用を発表した。モスト氏は、ほかのアーティストとのコラボで作成した10個のNFTを作成する。これらの作品は、6月24日に立ち上げ予定のマーケットプレイスで販売可能になるという。

「デジタルアートには、コミュニティの精神が染み込んでいる。ストリートアーティストとして、私にとって身近な存在であり、他のクリエイターとチームを組んで仕事をすることに慣れている」と、マスク氏は述べている。「NFTに取り組むことは、私にとってデジタルアーティストとコラボするまたとない機会だ。私にとって、なじみのある作品をデジタルアートに変えることは、実験であり、アートである」。

様々なクリエイターの起用は、NFTマーケットプレイスの激しい競争を反映している。ユーザーが特定のチェーンやプラットフォームに忠誠心を持っていることはめったになく、ますます多くの企業が新しいゴールドラッシュでシャベルを売ろうとしている。

そしてプラットフォーム側が魅力を増すための唯一の方法は、魅力的なIPを取りそろえることだ。この点について、バイナンスの「100人のクリエイター」と協力するのは、幅広い客層を引き付けるためのものだ。

「100人クリエイターズのキャンペーンは、バイナンスNFTが準備するキャンペーンの1つであり、世界中の革新的なクリエイターを支援およびプロモートし、異なる文化のNFT作品にスポットライトを当てることだ」と、バイナンスはコインテレグラフに語っている。「このキャンペーンにより、様々な地域のユーザーにアクセスできるようになることを望んでいる」。