仮想通貨取引所バイナンスCEOのジャオ・チャンポン氏(通称CZ)はコインデスクのインタビューに答え、欧州での仮想通貨の規制が整ってきていることを受けて、ロンドンオフィスを「すぐにでも」開設したいとの意向を示した。また英国のブレグジットは仮想通貨業界にとって良い影響を与えるとの見解を示した。

ロンドン拠点の開設時期については今年末までの可能性を示唆しながらも「まだ何も確約はできない」とした。

CZ氏は、ロンドンへの印象について、このほど英国の金融行動監視機構(FCA)が発表した仮想通貨に関する最新のガイダンスを「非常にポジティブ」だと評価。

「ロンドンは規制が整ってきている。英国の規制は中立的で非常にポジティブだ。デリバティブに関してはやや厳格だが、今後よりフレキシブルになることを望んでいる」

さらに、ロンドンで開催されたミートアップでブレグジットについて言及し、「ブレグジットが悪い影響を与えるとは思わない。英国は伝統的で非常に強い経済を持っている。ブレグジットはどちらかといえば、より多くの人々が仮想通貨を保有することにつながるだろう。我々にとって良い影響をもたらす」として、ブレグジットに肯定的な見解を示した。