コインベースのレイヤー2ネットワーク「Base」上の総ロック価値（TVL）は、8月のローンチ以来、約1か月半で3億9732万ドルに急増した。この数字により、Baseは、3億5896万ドルのTVLを有するソラナ・ネットワークを上回っている。
DeFi Llamaからのデータによれば、Baseは過去30日間でネットワークのTVLは過去1か月間で97.21％増加した。
対照的に、ソラナのTVLは同じタイムラインで9.64％減少した。
Baseネットワーク上のTVLの最大のシェアは、2つのBaseネイティブプロジェクトによって占められている。
分散型取引所（DEX）のエアロドローム・ファイナンス（Aerodrome Finance）が9783万ドルのTVLでトップを取り、分散型ソーシャルメディア（DeSo）アプリのフレンド・テック（Friend.tech）が3653万ドルのTVLで2位となっている。
エアロドロームは8月28日にローンチされ、ユーザーがAEROトークンを獲得するために流動性を預けるなど、いくつかの機能をユーザーに提供している。最初の数日間では多額の預金額を引き寄せることはできなかったが、エアロドロームのTVLは8月31日に急増し、その日だけで1億5000万ドルが投入された。
エアロドロームのTVLは9月2日には2億ドルに達したが、初期のハイプはそれ以来落ちついており、ピーク時からTVLは約50％減少した。
フレンド・テックは8月11日にローンチされ、プラットフォームは「キー（Keys）」の売買を通じてユーザーのソーシャルネットワークをトークン化できるようにする。8月末にはユーザーアクティビティと手数料が低下していたが、プラットフォームの活動は9月に急激に増加した。
DeFi Llamaによると、フレンド・テックのTVLは過去1か月間で540％増加し、それの大部分は9月9日に始まった日次取引量の復活後に来たものだ。
リストの下の方を見ると、BaseのTVLは一般に、コンパウンド（Compound）、カーブ（Curve）、ユニスワップ（Uniswap）のようなマルチネットワークDeFiプラットフォームによって占められている。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン