開発者の共有したブロックチェーンデータによると、バビロン・プロトコルのネイティブトークン「BABY」のエアドロップ実施から24時間以内に、2100万ドル以上に相当するビットコイン(BTC)がアンステークされた。
4月4日、Bitfeed開発者のモノノート氏は、過去24時間で256BTCがステーキングプロトコルからアンステークされたとX上で報告した。これらのアンステークに関連するトランザクションでは、合計1.35BTCの手数料が支払われ、1.318メガバーチャルバイト(MvB)のブロックスペースが消費されたという。これは、ひとつのビットコインブロックのおよそ3分の1を占めたことになる。
この動きは、同プロトコルによる6億枚のBABYトークンのエアドロップ直後に起きた。
初期ユーザー向けに6億枚のトークンをエアドロップ
バビロン共同創業者のフィッシャー・ユー氏は、以前のコインテレグラフのインタビューにて、イーサリアムやソラナとは異なり、ビットコインにはステーキングでチェーンのネイティブ資産を得る仕組みがないと指摘。そこで、バビロンでは、ステーキングされたビットコインを使ってセキュリティを提供している別のブロックチェーンのネイティブトークンを報酬として受け取る仕組みを採用している
バビロン財団は4月3日、初期採用者向けエアドロッププログラムの詳細を発表した。このエアドロップは、フェーズ1のステーカー、非代替性トークン(NFT)保有者、および同プロトコルのエコシステムに貢献した開発者を対象としている。
今回のエアドロップでは、トークン総供給量の6%にあたる6億枚のBABYが配布された。そのうち3000万枚は「パイオニアパス」NFT保有者向け、500万枚はオープンソース貢献者に割り当てられた。
残りのトークンは、フェーズ1に参加したステーカーに分配された。これには、ステーキング参加報酬としての3000万BABY、基本ステーキング報酬としての3億3500万BABY、さらにフェーズ2移行に伴う追加報酬としての2億BABYが含まれている。
なお、今回のエアドロップでは、ウォレットキャンペーンやリキッドステーキングインセンティブは対象外とされている。
このエアドロップを受けて、仮想通貨取引所OKXは、BABYトークンとUSDTのペアをプレマーケット先物として上場した。プレマーケット先物は、スポット市場での取引開始前に資産の将来価格を予測して取引する手段である。
バビロンでのアンステークは「短期的には一般的な動き」
エアドロップ直後に数千万ドル相当のBTCがアンステークされたとはいえ、その影響は限定的との見方もある。ビットレイヤー共同創業者のケビン・ヒー氏は、コインテレグラフに対し「これは短期的な市場における一般的な動きだ」と述べた。
同氏は、これは単なる初期リワードの償還であり、また、今回の高額な取引手数料についても、プロトコル初期の設計に由来するものであり、長期的な価値には影響を与えないと説明した。
さらに、ヒー氏は、バビロンがそのトークノミクスとエアドロップによって大きな注目を集めており、コミュニティの活性化に貢献していると述べた。同プロトコルはビットコインのDeFi分野において「重要な役割」を果たしており、ビットコインを単なる価値保存手段から一歩進めるものと位置づけている。
分散型金融データプラットフォームDefiLlamaによると、現在バビロンのTVL(総ロック価値)は42.9億ドルであり、これはビットコインエコシステム全体のTVL(53.4億ドル)の約80%に相当する。