オーストラリアの税務当局が自己運用年金(Self Managed Funds)の運用先の90%以上を仮想通貨や不動産に選ぶことは違法だと警告。該当する自己運用年金を運用する1万8000人に手紙を出した。オーストラリアの仮想通貨メディア、ミッキーが16日に報じた。

自己運用年金は、年金の運用を金融機関などに任せるのではなく自分が行う制度。オーストラリアの仮想通貨ビジネスにとっても大きな成長分野だという。

税務当局は、運用者に対して「リスクの高い投資を避ける法的義務がある」と主張。すでに仮想通貨での運用により巨額を失った年金運用者もいるという。違反者は最大で4200豪ドルの罰金を払う。

インドの取引所ゼブペイは最近オーストラリアにオフィスを立ち上げた。クーラナCEOは、オーストラリアは年金が簡単に仮想通貨に投資できる「唯一の先進国」だと評価しているという。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版