キャシー・ウッド氏が率いるARKインベストは金曜日、複数の上場投資信託(ETF)を通じてコインベース株2,200万ドル相当を売却し、同社へのエクスポージャー縮小を続ける一方で、デジタル資産プラットフォームのブリッシュへの投資を拡大した。
ARKの取引開示によると、同社はARKイノベーションETF(ARKK)からコインベース・グローバル株9万2,737株、ネクスト・ジェネレーション・インターネットETF(ARKW)から3万2,790株、フィンテック・イノベーションETF(ARKF)から8,945株を売却した。これらの取引を合計すると13万4,472株となり、金額は約2,210万ドルに相当する。
今回の売却は、キャシー・ウッド氏率いるARKインベストが、コインベースに対する姿勢を転換した流れの中で行われた。同社は週の初めに一時的な買い付けを行った後、木曜日に約1,740万ドル相当のコイン(COIN)株11万9,236株を売却している。この木曜日の売却は、2026年に入ってから初めてのコインベース株売却であり、2025年8月以来の取引でもあった。
一方、グーグル・ファイナンスのデータによると、金曜日の取引時間中にコインベース株は上昇し、終値は約165ドルと、1日でおよそ13%上昇した。ただし、年初来(YTD)では26%安の水準にとどまっている。
ARK、ブリッシュの持ち分を拡大
同時に、ARKは複数のファンドを通じてブリッシュ株を買い集めた。ARKKで27万8,619株、ARKWで7万655株、ARKFで4万3,783株を購入し、合計39万3,057株、金額にして1,070万ドル相当を取得した。
ブリッシュ株は取引日を終値27ドル近辺で終え、1日で約10%上昇した。ただし、同社が2025年第4四半期に純損失5億6,360万ドル(希薄化後1株当たり3.73ドル)を計上し、前年同期の1億5,850万ドルの利益から赤字に転落したことを受け、年初来では27%下落している。
仮想通貨関連の動きと並行して、ARKはアルファベット、リカーシオン・ファーマシューティカルズ、テンパスAIを買い増す一方、ロク、ザ・トレード・デスク、ペイジャーデューティといった高成長テクノロジー企業へのエクスポージャーを縮小した。
仮想通貨低迷がARKのETFに重荷
コインテレグラフが報じたところによると、第4四半期のデジタル資産市場の調整は、キャシー・ウッド氏率いる複数のARK ETFに打撃を与えた。最新の四半期報告書でARKは、デジタル資産関連企業、とりわけコインベースの不調が、ARKK、ARKW、ARKFといった主力ファンドの重荷になったと説明している。
この期間、中央集権型取引所の取引高が10月の清算イベント後に前四半期比9%減少したことを背景に、コインベース株は主要な仮想通貨よりも大きく下落した。株価は10月から年末にかけて約35%下落し、ビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)のパフォーマンスを下回った。
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