アニモカ・ブランズは、チリーズ・チェーンのネットワーク検証者(バリデーター)として参加し、プルーフ・オブ・オーソリティプロトコルを支援する。
チリーズ・チェーンはSocios.comの基盤であり、世界の著名サッカー及びスポーツチームのファントークンを数多く運営している。ヨーロッパの有名サッカークラブや多くのスポーツブランドがこのソリューションを活用し、Web3ファントークンやその他のブロックチェーンベースのオファリングを提供している。
アニモカ・ブランズの共同創設者であるヤット・シウ氏は、このパートナーシップが同社にとって、ノンファンジブルトークン(NFT)とゲーミングの専門知識を、チリーズのスポーツ及びエンターテインメントに焦点を当てたブロックチェーンソリューションと組み合わせる機会を提供すると語る。
「DeFiやGameFiの台頭を目撃してきたが、SportFiが次の大きな成長領域であり、スポーツ業界でのファンエンゲージメントを再定義し、新たな財政ダイナミクスを生み出すと信じている」
チリーズのCEO、アレクサンドル・ドレイファス氏は、アニモカ・ブランズがバリデーターとして参加することで、Web3機能の触媒及び広範なスポーツ産業に重点を置いた主要なブロックチェーンソリューションとしての地位を固める上で、画期的な出来事であると強調した。
アニモカ・ブランズは、Ankr、Paribu、Meria、Luganoes、InfStonesなどの既存のバリデーターに加わる。ETHなどのプルーフ・オブ・ステークと同様に、バリデーターはファントークン、NFT、分散型アプリケーションの作成を認証し、トランザクションの検証やスマートコントラクトの実行を行う。
アニモカはWeb3領域全体に広範な投資を行っており、スポーツセクターにも焦点を当てている。そのWeb3スポーツ製品には、One Fight Arena、AFL Mint、REVV Motorsportがある。
2022年4月、アニモカはフランスのレーシングゲーム開発者、エデン・ゲームズを1530万ドルで買収し、話題を呼んだ。この取引は、レーシングゲームの開発才能を獲得し、REVV Motorsportエコシステムを強化し、ジャンルに焦点を当てたブロックチェーンベースのゲームを導入することを目的としていた。
チリーズは2023年2月、自身の成長を支援するために、独自のレイヤー1イーサリアム仮想マシン互換ブロックチェーンエコシステムを立ち上げた。この立ち上げは、イーサリアムベースのERC-20トークンエコシステムから自身のブロックチェーンソリューションへの移行を示している。