アンドレッセン・ホロウィッツ、仮想通貨ファンドの責任者として女性初のジェネラル・パートナーを起用

 シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタルのアンドレッセン・ホロウィッツが、女性初の投資担当のジェネラル・パートナーとしてケイティ・ハウン氏を採用したと25日に発表した。同社が新たに設立した3億ドル規模の仮想通貨ファンドを管理する。

 コインベースの取締役でもあるハウン氏は米司法省で10年間連邦検事を務め、デジタル資産や仮想通貨スタートアップを特に扱っていた。マウントゴックスの捜査を主導したり、「シルクロード」専門チームで悪質な業者を摘発したと言われている。アンドレッセン・ホロウィッツの共同創業者ベン・ホロウィッツ氏は次のようにコメントしている。

「彼女のキャリアを知れば知るほど感銘を受けた。残忍なバイクギャングやカルテルに立ち向かい、犯罪集団を閉鎖に追い込み、プエルトリコの殺人犯を逮捕している。さらに最大規模の資金洗浄・サイバー犯罪集団を摘発し、知能犯罪や公務員汚職を阻止してきた。そのすべてを通じて、彼女の検察官としてのスコアに失点はない。負けたことは一度もない。一度もだ」

 ブルームバーグによると、アンドレッセン・ホロウィッツは新たな仮想通貨ファンドを設立し、ブロックチェーンのプロジェクトからイニシャル・コイン・オファリング(ICO)まで幅広い企業に投資していくという。同社のすべての仮想通貨取引がこのファンドから実施されるようだ。すでに、ファンドに1億ドル程度のデジタル資産を投入している。ファンド担当のジェネラル・パートナー、クリス・ディクソン氏は次のように語っている。

「思い通りに投資できる柔軟性を備えた、当分野に特化したファンドができたことにワクワクしている。ここ1年間で起業家の流入が劇的に増えた」

 ハウン氏はベンチャーキャピタルの直接の経験はない。しかしニュースメディアのRecodeによると、個人的に投資を行っており、スタンフォード大学で仮想通貨の課程を受け持っているという。仮想通貨やブロックチェーンに関与している女性は男性よりもはるかに少ない。ディクソン氏は、性のダイバーシティは「間違いなく私達が改善すべき部分」だと指摘する。

 最近、ブロックチェーンやデジタル通貨の分野にもっと女性を引きつけようという試みが見られる。モーグルのイベント「Women in Crypto」(仮想通貨における女性)のようなイニシアティブや、「Women in Blockchain Foundation」(ブロックチェーン女性財団)といった組織により、ブロックチェーンや仮想通貨空間に関与する女性を増やす努力がなされている。

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