機関投資家向け仮想通貨カストディ(資産管理)サービスを手がけるアンカレッジは、リスク管理と分析ソフトウェア会社マークル・データ(Merkle Data)を買収した。アンカレッジの共同創設者でCEOのナサン・マックカウレイ氏が1月15日にブログで明らかにした。

機関投資家向け取引サービス「アンカレッジ・トレーディング」をさらに強化するとしており、機関投資家らは、アンカレッジが雇用するトレーダーらを通じた仮想通貨取引ができるようになるという。

また、アンカレッジの仮想通貨カストディサービスにおいては、顧客はさまざまな仮想通貨をアンカレッジで保管し、それら資産を第三者宛てに送金することなく、ブローカーを通じて取引できるようになる。

アンカレッジはブログの中で、ブロックチェーン・キャピタルの共同創設者でマネジングパートナーのバート・ステファンス氏の言葉を引用している。

カストディから直接取引できるというのは、何年もの間、機関投資家にとって常に重要な要素だった。アンカレッジは我々に、ブローカー・カストディのワークフローを簡素化する利便性、安全、信頼、の一定の水準を与えてくれる

マークル・データのルイス・ボードインCEOは、以下のように述べている。

「過去18カ月、アンカレッジが最新のユーザーフレンドリーのカストディソリューションを構築する一方で、マークル・データは最新のリスクおよびデータソリューションを市場に構築してきた」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン