執筆時点で時価総額が8,790億ドルを超えるアルトコイン市場は、過去最高水準に近い約1兆2,000億ドルに向けて次の大きな上昇局面に入る構えだと、仮想通貨トレーダーで市場アナリストのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は述べている。
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を除いた仮想通貨トークン全体の時価総額を示すトータル3は、7,840億ドル付近の重要な支持線を維持していると、ファン・デ・ポッペ氏は説明した。
また、トータル3の価格は、もう一つの重要な支持線である365日移動平均線に再び近づきつつあると、TradingViewのデータは示している。

10月には、トータル3は約1兆2,000億ドルと過去最高値を記録したが、その後、歴史的な市場クラッシュがデジタル資産市場を揺るがし、アルトコイン全体の時価総額は1日で約33%減少した。
投資家やトレーダー、アナリストは、仮想通貨市場の力学や過去のパターンが変化したことで失望の色が濃かった2025年を経て、アルトコイン価格が持続的に上昇する「アルトシーズン」が次に始まる可能性を探っている。
2025年、投資家は忍耐強く待ったがアルトシーズンは訪れなかった
過去の仮想通貨市場サイクルでは、ビットコインの4年サイクル理論に一部支えられ、後半局面でBTCの利益がよりリスクの高いアルトコインへと回転する動きが一般的だった。
しかし、BTCにとって失望の年となった2025年は、半減期後の年としては初めて年足が陰線で終わり、4年サイクル理論は無効になったとアナリストらはみている。
仮想通貨の数も大幅に増加している。コインマーケットキャップには2,900万を超えるコインが上場しており、限られた投資資金と関心を巡って競合している。

一部の仮想通貨アナリストは、アルトコインの急増によって市場が飽和し、トークン数が過剰になったことで、アルトシーズンが始まらなかったと指摘している。
また、仮想通貨上場投資信託(ETF)の登場が市場構造を変え、ETFを通じて資金が特定のデジタル資産に固定され、仮想通貨エコシステム内で自由に循環しない「流動性の分断」を生んだとの見方もある。
これにより、ビットコインや他のトークンで生じた利益がアルトコインへ回転する動きが妨げられ、経験豊富な仮想通貨トレーダーが想定してきた市場サイクルにおけるアルトシーズン局面が抑制されたとされる。
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