米証券取引委員会(SEC)への報告により、ITコングロマリットのグローバント(Globant)がビットコインに投資する上場企業の最新の1社となったことが明らかになった。

同社は、5月25日のSECへの報告の中で、今年の最初の四半期で暗号資産を購入したことを明らかにしている。

「2021年の第1四半期に、当社はビットコインのみで構成される暗号資産を合計50万ドル購入した」

グローバントは、ビットコインは「物理的な形態がなく、耐用年数に制限がない」ため、無形資産であると記載している。またデジタル資産で得られた利益は、売却されるまで認識されないとも付け加えた。

グローバントは、2003年に設立されたITおよびソフトウェア開発企業であり、主にラテンアメリカで事業を手内しているが、英国と米国にもオフィスがある。

バランスシートにビットコインが存在することを明らかにしたにもかかわらず、同社はBTCに支払ったコストを明らかにしていない。購入が2月第2週以降にビットコインが購入されたとなれば、現在は良い状態ではないだろう。

ここ数か月で多くの上場企業がBTCを購入したが、Bitcointreasuriesによれば、現在6つの上場企業がBTC購入が赤字となっている。

日本のオンラインゲーム会社Nexonは4月28日に1億ドルのBTC購入を発表したが、そのビットコインは現在6700万ドルの価値となっている。ノルウェーのエネルギー大手Akerの子会社Seeteeは、3月はじめに5860万ドルのビットコイン購入を明らかにしたが、その価値は4490万ドルに減少している。