総額約7億5000万ドル(約1111億円)の仮想通貨が12月にロック解除され、市場に解放される予定だ。
ロックが解除されるトークンを発行するプロジェクトの中で、分散型取引所dYdXが最も大量のトークンを解放する。同取引所は12月に、投資家、創業者、従業員向けにロックされていた1億5000万トークンを解除する見込みだ。これらのトークンは、現在の市場価格で約5億ドルに相当する。
当初、dYdXによって発行されたトークンは2月にロック解除される予定だったが、取引所は1月にロックアップを延長すると発表した。これらのトークンは2023年12月1日午前0時(UTC)に解錠されることになった。12月の最初のロック解除に続き、同社は2024年1月から6月の間にさらにトークンをロック解除する予定だ。
dYdXの他にも、他のプロジェクトが間もなく保有するトークンをロック解除する予定だ。
トークンアンロックによると、イーサリアムのレイヤー2ネットワークであるオプティミズムは、11月30日に約4100万ドル相当の2400万OPトークンをロック解除する予定だ。dYdXとオプティミズムに加えて、分散型金融プロトコルの1インチ・ネットワークは12月1日に約3300万ドル相当の9800万個の1INCHトークンをロック解除する。
一方、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のブロックチェーンプロジェクトであるアプトスも12月に大量のトークンをロック解除するプロジェクトの1つだ。トークンアンロックのデータによると、アプトスは12月12日に約1億8000万ドル相当のほぼ2500万APTトークンをロック解除する予定だ。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン