米ナスダックに上場している大手資産運用会社ウィズダムツリーは、ブロックチェーンスタートアップ「セキュレンシー」1700万ドル(約18億円)の資金調達に参加した。1月7日にプレスリリースで発表した。ウィズダムツリーは上場投資信託(ETF)大手。ETFへのブロックチェーン技術活用を目指す。

セキュレンシーはブロックチェーン技術を使ったフィンテックやレグテック(規制技術)を開発する企業。ビットコインのETFおよびETP(上場取引型金融商品)を管理するウィズダムツリーは、ブロックチェーンを通じてETFの有効性を拡大することを見込んでいる。

今回の資金調達では、ウィズダムツリーのほか、日本のマネックスグループやアブダビ・インベストメント・オフィス(ADIO)、パンテラキャピタルなども参加している。

ウィズダムツリーのステインバーグCEOは、以下のように述べている。

「我々のセキュレンシーへの投資は、ブロックチェーン技術やその関連に関して何年もレビューした結果だ。我々は、同技術の不要なアプリケーションや既存の規制への乏しいコンプライアンスをみてきた。しかしながら、ブロックチェーン技術には数々の要素が存在し、正しく適応すれば、投資家らに利益をもたらすと考える」

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン