ジンバブエの女性農業者に、選択した提供先からチャージを行い商品購入可能なビットコインが支払われるようだ。

黒人初のビットコイン・スタートアップ、BitMariによって企画されたこのプログラムは、アフリカにおける最初の女性農業者向けのビットコインアクセラレータープログラムで、内容としては農業者を成功させ、初期投資は第二収穫時期の暮れに返済するというものだ。

ビットコインの有用性とその力についても教育を行い、ビットコインで送金が出来るようにトレーニングも行う。

BitMariのSinclair Skinner CEOは、”unbankedな農業者たちの多くが利用している現在の金融取引の方法ではビットコインの力を得ることが出来ない”ため、女性たちにビットコインの送金方法を教えることが重要だと語っている。

BitMariが時間とリソースを割くに至った動機はどのようなものだったのか尋ねると、Skinner氏は次のようにメールで語った―

 

「ついに初めて銀行と契約を結ぶ運びとなりました。そのターゲットとなる業界は農業です。現在ジンバブエの規制当局による承認待ちの状態です。そして深刻なエルニーニョ現象による干ばつと資金繰りの悪化に気付き始めました。女性農業者には支援が必要でしたし、ビットコインコミュニティとテクノロジーは重要なリソースとなるでしょう」

 

そのアイディアの内容は、100人の女性農業者のために2万2,500ドル資金調達するというものだ。ジンバブエの10州、それぞれ10人の農業者がビットコインを個人の無料BitMariビットコインウォレットに支給される。

Skinner氏は、まさに金融取引における大手仲介業者の必要性を取り除いてしまうビットコインのように、そのクラウドファンディングプロジェクトは大手NGO官僚の必要性を無くし、エンドユーザーへの援助を容易にするものなのだと語った。

ビットコイン/アルトコインは、国境を越え資産を移動させるには最も早く効率的な方法であるため資金調達に利用された形だ。資金調達におけるキーとなる最重要点は、悪名高いジンバブエドル紙幣で10億ジンバブエドルクラウドファンダーたちに対して報酬が支払われるという点である。