ミーム系仮想通貨プロジェクト「ビットコインペンギンズ(BPENGU)」は、トークンの事前販売開始から4日間で180万ドル(約2億6280万円)以上を調達した。ペンギンをテーマにした資産への関心は根強く、既存プロジェクト「パジー・ペンギンズ(Pudgy Penguins)」とそのトークン「PENGU」の成功に続く動きとなった。

PENGUは過去90日間で大幅な価格上昇を記録し、完全希薄化後評価額(FDV)は20億ドル(約2920億円)を超えている。これに対し、ビットコインペンギンズは0.0011ドル(約0.16円)という低いエントリー価格で参入し、同じテーマ内での代替先を探す投資家を取り込む狙いだ。

今回の180万ドル調達は、大規模なマーケティングなしで達成されたことから、プロジェクトに対する有機的な関心の可能性がうかがえる。プレセール中のBPENGU価格は現在も0.0011ドルで推移している。

ペンギントークン戦争、180万ドル調達で幕開け

PENGUは完全希薄化後評価額で30億ドル(約4380億円)を突破し、直近で最も注目を集めるミームトークンの一つとなった。この結果、一部投資家はより低価格で新規の選択肢を模索している。

ビットコインペンギンズは、この需要を取り込む形で初期段階からの参入機会を提供する。同プロジェクトの低価格なプレセール設定は、大型ミームトークンに手が届かない層に訴求する構造だ。

過去の仮想通貨市場でも、資金が高時価総額トークンから新規・低価格トークンに移動する事例は繰り返されてきた。歴史的には、ビットコインからアルトコイン、ドージコイン(DOGE)からシバイヌ(SHIB)やボンク(BONK)への資金回転が挙げられる。

ユーザー参加を促す仕組み

ビットコインペンギンズは、参加者を引き付ける複数のインセンティブを組み込んでいる。

  • 毎週1BTCを原資とした賞金配布(ビットコイン建て)

  • 年利100%と告知されているステーキング報酬

これらの仕組みは、初期参加と継続的な関与を促すことを目的としている。プロジェクトチームによると、BTC賞金プールは7日ごとに定期的に分配される。

プレセールと上場スケジュール

プレセール期間は合計30日間で、終了は8月27日を予定している。初期価格は0.0010ドル(約0.15円)でスタートし、48時間ごとに段階的に値上げされる。

分散型取引所(DEX)への上場は9月2日を予定しており、ローンチ価格は0.0028ドル(約0.41円)となる。この条件が維持されれば、初期参加者は上場時に約180%の評価益を得る計算だ。

トークンの配布設計、ステーキングモデル、プレセールの詳細な日程については、公式ウェブサイトに掲載されている。