韓国のブロックチェーン投資会社Hashedは、昨年度は3億2,000万ドルを調達したWeb3業界の中核的企業であるが、今年度はいま業界で最もホットなブロックチェーンゲーム『Apeiron』のリードインベスターとしてラウンドを率いている。
『Apeiron』は、Foonie Magus社開発のP2E(Play-to-earn)型NFTゲーム。同プロジェクトは、プレシード段階で300万ドル、シード段階で1,000万ドル、NFTの売上で450万ドル、合計で1,750万ドルを調達した。
Hashedは、ソウルとシリコンバレーに拠点を置くブロックチェーンのエキスパート集団だ。同社は設立直後から急速に成長し、アジア最大のブロックチェーン投資会社の1つとなった。現在は2億ドル規模のファンドを運用し、世界の有望なプロジェクトに投資を行っている。韓国の新技術導入をルーツに持つ同社は、昨今のWeb3ブームを 「テクノロジーが個人をエンパワーするチャンス」 と見ている。Hashedは、2016年段階でAxie InfinityとThe Sandboxに投資を行い、後年のこれらのNFTゲームのブレイクは同社に莫大な利益をもたらした。
Hashedはすでに、DeFiance Capital、Morningstar Ventures、Spartan Group、DeFi Capitalなどの名だたるベンチャーキャピタルからApeiron支援の約束を取り付けた。これらのVC企業は、GuildFi、Yield Guild Games Southeast Asia、Avocado DAO、Ancient8、Snack Clubといったゲーミングギルドと協業を行う予定だ。この提携は、Web3コミュニティのための戦略的価値と長期的ビジョンを見据えて熟考されたものである。
Apeironは、ブロックチェーン上で「神」をテーマにした世界初のNFTゲームである。プレイヤーは、生まれたばかりの神であるゴッドリングとなり、天地を創造する神の力で、アペイロンのゴディバースに棲む生物・ドーズを助けたり、天罰を与えたりする。戦闘は、カードタイプのリアルタイムバトルで、プレイヤーは強大なエレメントのアバターを召喚することもできる。
Apeironは独自のトライトークンシステムを持つP2Eゲームとして開発された。プレイヤーは「Planets」「Stars」「Relics」などのNFTを購入することができる。プレイを通じてゲーム内トークンを稼ぎ、そのトークンはビットコインをはじめとするメジャーな仮想通貨と交換することも可能だ。
Foonie MagusのCEOであり、Apeironの開発者であるフランク・チェン(Frank Cheng)氏は、「我々はこのプロジェクトに6年を費やした。このゲームが提供するエンターテインメント体験は、28人の開発者たちの血と汗と涙の結晶だ。いまや、夢が現実のものとなりつつある。かつてはクレイジー呼ばわりされていたビジョンを共有できるパートナーを見つけて、ゲーム業界における空前絶後のビッグウェーブに乗ることができたことを嬉しく思う。これを記念すべき経験としてしっかりと心に刻み、世界に共有して今後につなげていきたい」と述べている。
シードラウンドの終了に伴い、Apeironはプライベートおよびコミュニティの投資ラウンドを開始し、そこから5月下旬に予定されているトークン生成イベントへと快進撃を続ける予定だ。Foonie Magusは、本年Q4に予定されているグローバルデビューに備えて、3度のラウンドに分けて、1,070万ドルを追加的に調達したいと考えている。ApeironのPlanet NFTは現在、OpenSeaマーケットプレイスで0.15ETH(最低価格)で購入することができる。
Apeironについて
Apeironは、神をテーマにした世界初のNFTベースのP2Eゲーム。カードタイプのユニークなリアルタイムコンバットシステムと、 「Populous」 や 「Black&White」 などの過去の名作にインスパイアされた、神視点のシミュレーションゲームの要素をあわせ持つ。プレイヤーは、宇宙の謎を解くため、地上に降り立つ前にアバターとして惑星を作ることができる。惑星の成長が停滞するところまで生命を進化させ、その後、ハルマゲドンのイベントを起こすことで惑星のライフサイクルをリセットし、さらなる惑星の進化を促す。ゲームの後半は、ギルド対環境、ギルド対ギルドの宇宙レベルの戦いに舞台を移す。
Apeironはトライトークンアーキテクチャを採用しており、エコシステムを運営するためのトークンとして、ガバナンストークン、P2Eトークン、プレミアムトークン(チームが獲得する)の3種類が用意されている。
最新情報はApeironの公式メディアをご覧いただきたい。