Bitcoin(BTC、ビットコイン)は6月13日、10万4,000ドル台を推移し、一時的な調整局面を迎えていますが、過去24時間の取引高は33%上昇しており、投資家たちから継続的な購入が行われています。
ビットコインが市場をリードする中、多くの関連銘柄にも資金が流入していますが、ここ最近で注目を浴びているのが、Bitcoin Hyper($HYPER、ビットコインハイパー)です。
Bitcoin Hyperは、イーサリアム(ETH)を基盤に稼働するミームコインですが、古い技術として知られるビットコインの取引環境を改善するため、独自のレイヤー2ネットワークを開発しています。
$HYPERのプレセールに110万ドルが集まる
ビットコイン系の最新銘柄として注目されているBitcoin Hyperですが、ネイティブトークンとして$HYPERを発行する計画があり、現在は取引所上場前の参入機会として、プレセールを実施しています。
$HYPERトークンのプレセールは、5月9日から開始されましたが、すでに110万ドルを超える資金が集まっており、投資家からの関心の高さが伺えます。
本稿執筆時点では、1トークンあたり0.011875ドルで取引されていますが、早期参入者へインセンティブを付与する目的で、プレセールには複数の価格ステージが設けられており、時間の経過ともに少しずつ価格が上昇しています。
また、プレセール期間より、ステーキング機能が稼働しており、現在は最大で631%という高い年間利回り(APY)が提供されています。
$HYPERトークンを保有すると、Bitcoin Hyperが開発するレイヤー2を利用できるだけでなく、プロジェクトの将来を左右する決定事項に投票できるガバナンス権も、受け取ることが可能です。
ビットコイン技術は取引遅延や手数料高騰が深刻に
世界で初めて開発された仮想通貨として、現在も市場での影響力を拡大しているビットコインですが、その技術は2008年のものと、やや古いことが指摘されています。
特に、取引速度に関しては1秒あたり約7件と、他の仮想通貨と比較してビットコインは非常に遅く、支払い手続きをしている間に買ったコーヒーが冷めてしまう、という冗談が広まるほど、投資家にとって大きなデメリットとなっています。
2015年にリリースされたイーサリアムは、1秒あたり15件、2020年に開始されたソラナ(SOL)に関しては数千件の取引能力を持っており、ビットコインに優位性を確立しています。
また、ビットコインの取引手数料は、ピーク時に15~20ドル(50ドルというケースも)かかったという事例も報告されており、急増するユーザーに伴う手数料高騰の問題も深刻化しています。
Bitcoin Hyperの技術基盤
Bitcoin Hyperでは、以下のような技術基盤がリリースされる予定です。
- ブリッジ:指定されるアドレスに保有するビットコインを送信すると、Bitcoin Hyperのレイヤー2で同量のビットコインがミント(発行)される
- ソラナのSVM(仮想マシン)搭載:取引を高速かつ低コストに、ステーキングや分散型取引所(DEX)などのDeFi(分散型金融)操作もできるようになる
- ZKProof(ゼロ知識証明)の導入:ビットコインと同様の高いセキュリティが提供される
- ブリッジアウト:レイヤー2でミントしたビットコインを、出金リクエストを通して元のアドレスへ戻せる
- クロスチェーン:ビットコイン・イーサリアム・ソラナで資産を自由に移動できる
Bitcoin Hyperはソラナの技術が強み
Bitcoin Hyperは、高速かつ安い取引環境を提供するソラナのSVM技術を導入している点が、最大の強みとなっています。
この技術によって、Bitcoin Hyperのレイヤー2では、ビットコインを即時に、手数料はほぼゼロで取引することができ、コーヒーの購入のような日常的な買い物でも利用しやすくなります。
ビットコインの取引環境を改善するため、これまでにも多くのレイヤー2が立ち上げられてきましたが、一部の専門家は、Bitcoin Hyperが大手のライトニングネットワークをも上回る需要を獲得すると期待しています。
また、ここ最近Claude AIの仮想通貨予測が話題になっていますが、Bitcoin Hyperはソラナ系の有望トークンとして、ビットコイン上でdApps(分散型アプリ)を構築できる革新性が、AIから高い評価を受けており、今後の動向が注視されています。
【Bitcoin Hyperトークン公式リンク】
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