60以上のブロックチェーンや、200以上の分散型取引所に対応するなど、多種多様な機能を持つ次世代ウォレット「Best Wallet(ベストウォレット)」ですが、新たなアップデートとなる「バージョン2.6.1」をリリースしました。
今回のアップデートでは、バグの修正などが行われ、ウォレットの安全性が向上したことから、ツールの見直しを行っている投資家たちの関心を集めています。
本記事では、Best Walletのアップデートに関する情報を中心にお届けします。
Best Walletがバージョン2.6.1へアップデート
Best Walletの開発チームは、4月7日にバージョン2.6.1へのアップデートがリリースされたことを発表しました。
今回のアップデートは、今年2月末にリリースされたバージョン2.5.1のリリースに続くものです。
前回のバージョン2.5.1では、マルチチェーン機能の大規模アップデートが行われ、Bitcoin(BTC、ビットコイン)への対応開始が大きな話題となりました。
また、Fireblocksのマルチパーティ計算(MPC)が導入され、優秀なセキュリティ機能も実装されました。
バージョン2.6.1で安全性が向上
今回のバージョン2.6.1では、バグの修正・ウォレット接続の改善などが行われ、ウォレットの安全性がさらに向上しました。
また、バックアップ機能の追加も行われており、紛失などのトラブル時にもアカウントを復元しやすいようになっています。
さらに、ステーキング機能の改善も実施され、購入したトークンを、Upcoming Tokens機能(近日公開トークン)から直接ステーキングをして、受動的な報酬を獲得することが可能になりました。
これらの新しい機能を利用するには、現在使用しているBest Walletのモバイルアプリをアップデートする必要があり、開発チームはセキュリティ対策のためにも、早期のアップデートを推奨しています。
Crocodilusのウォレット乗っ取り事件でBest Walletへの関心が高まる
ここ最近、Crocodilus(クロコディルス)と呼ばれるマルウェア(悪意のあるソフトウェア)が、Android端末を標的にして、ウォレットから仮想通貨を盗み取るという事件が多発しています。
そのソフトウェアは、Android13以降のセキュリティ保護を巧みに回避し、本物のアプリ上に偽物の画面オーバーレイ(映像の上に別の映像を重ねる)を表示させ、ウォレットへのアクセスに必要なシードフレーズをユーザーへ入力させます。
「12時間以内にシードフレーズをバックアップしなければ、ウォレットにアクセスできなくなるかもしれません」という警告が表示されるケースが多いようです。
このソフトウェアがどのような方法でダウンロードされているのかについては、はっきりとわかっていませんが、トルコとスペインを中心に、フィッシングサイトや偽サイト、マルウェア広告など多岐に渡るルートで、スマホへ侵入していると考えられています。
仮想通貨市場では、2月にも大手取引所Bybitで、仮想通貨のウォレットを対象としたハッキング事件が発生しており、重要ツールとなるウォレットの見直しを行う投資家が増加しています。
そこで注目されているのがBest Walletで、開発チームはセキュリティ対策に力を入れて取り組んでいます。
Best Walletは、秘密鍵などの個人情報を全て自己管理できる点が高く評価されており、前回のアップデートで導入されたMPCでは、秘密鍵をいくつかのパーツに分けて複数の場所で管理し、完全に暗号化してハッキングに対処できる仕組みになっています。
Best Walletで$BESTトークンを保有するメリット
Best Walletは、独自に$BESTトークンを発行していますが、保有するとアプリ内での取引手数料が割引されたり、Upcoming Tokens機能で新規トークンへ早期投資できる機会が得られたりと、様々なメリットを享受することができます。
また、ステーキング機能では、現在134%という高い利回りが提供されている点もメリットとなっています。
トークン保有者には、プロジェクトの方向性を決める「投票」に参加できる権利も付与されるので、透明性の高い運営が行われるようになっています。
$BESTトークンは現在プレセールで取引されており、投資家からすでに1,160万ドル以上の資金を集めています。
【Best Wallet公式リンク】
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