南アフリカのインターネット起業家であり有名なビットコインエバンジェリストでもあるVinny Lingham氏が南アフリカにおけるビットコインシーンについてコインテレグラフに語った。

 

いつビットコインはメインストリームになるのか?

 

コインテレグラフ (以下CT): ビットコインに惹かれたきっかけはなんだったのでしょうか

 

Vinny Lingham氏 (以下VL): 最初にビットコインについて知ったのは2010年のニュース記事でした。当初、私は残念なことに非常にビットコインに対して否定的でした。市場が大きくなっていくのを感じ、これは何かやらなければと思いそれからGyftのサービスを始め、これは世界的に決済の形を変えていく新しい何かだと気づいたのです。

 

CT: ビットコインは真のメインストリームへと到達すると思いますか、それとも二次的な通貨としての地位に留まったままだと思いますか。

 

VL: 通貨としての流動性という観点から言えば、ビットコインがメインストリームになるためには3,000ドルから5,000ドルまでのレベルまで到達する必要があると思います。同時に顧客が通貨として利用するためにはユーザビリティの面で大きな改善が必要とされるでしょう―特に、決済時に小数点は含まれるべきではありません (お会計が、コーヒー一杯で、0.00145 BTCです、などのような)。業界的には、一旦その価格帯に突入すれば移行できると思います。また、通貨を含まないようなさらに面白いユースケースがビットコインには存在すると私は考えていて、ユーザーにビットコインを利用していると感じさせないほどに毎日何十億人の人々がビットコインを利用する、そんな未来がきっとあるはずです。