米フロリダ州の裁判所は、クレイグ・ライト氏が仮想通貨ビットコインの半分を故デイブ・クレイマン氏側に渡すことを命じた以前の決定は適切ではないと判断した。

昨年8月、ラインハート判事は、自称サトシ・ナカモトのライト氏がクレイマン氏とともに初期にマイニングしたとされるビットコイン110万BTCを巡る裁判で、半分をクレイマン氏側に渡すことを認めた

しかし、1月10日の裁判所の文書によると、ベス・ブルーム判事は、ラインハード判事の決定は適切でないと判断した。

今回のブルーム判事の決定によれば、ライト氏とクレイマン氏が対等な関係にあったという事実は、ライトのビットコインの保有とは関係がないとみなされたためという。さらに、ブルーム判事は、ライト氏がビットコインをどれだけ保有しているかどうかは裁判所側はまだ把握していないため「問題が残っている」と考えている。

ブルーム判事は、2月3日までにライト氏が持つと主張している110万BTCにアクセスできるかどうかを裁判所に通知するよう命じた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン