スイスの金融機関UBSは、投資家のトークン化された金融資産への関心が高まっていることを受け、イーサリアムのブロックチェーンネットワーク上でトークン化されたファンドを展開した。
UBSは11月1日の発表でイーサリアムネットワーク上に構築されたマネーマーケットファンド「UBS USDマネー・マーケット・インベストメント・ファンド・トークン」(uMINT)を立ち上げた。
UBSのAPAC共同責任者であるトーマス・ケイギ氏は、「資産クラス全体でトークン化された金融資産に対する投資家の関心が高まっている」と説明した。仮想通貨ウォッチャーたちは、この動きがイーサ(ETH)の価格にポジティブな影響を与えると強気の見方を示している。
トークン化された金融資産への関心
「この動きはETHを伝統的な金融の中心に置くようなものだ」と、人気の仮想通貨番組「マリオ・ノーファルのラウンドテーブル」は11月1日のX投稿で指摘した。「大手銀行の準備が整えば、トークン化された資産が主流になるのは時間の問題だ」ともラウンドテーブルは付け加えた。
一方、仮想通貨アナリストのトニー・エドワード氏は、「ETHに何らかのエクスポージャーを持っていないと、利益を逃すことになる」とニュースにコメントした。
UBSは、トークン保有者が「保守的でリスク管理されたフレームワーク」に基づく高品質のマネーマーケット商品にアクセスし、「機関投資家向けのキャッシュマネジメントソリューション」を活用できると説明した。
2023年10月、UBSは銀行の社内トークン化サービス「UBSトークナイズ」を通じてパイロットを開始している。イーサリアム上のスマートコントラクトを使用し、償還やファンドのサブスクリプションなどのさまざまな活動を実施した。
金融機関がブロックチェーンネットワークへ
最近、多くの金融機関がブロックチェーンネットワーク上でトークン化されたマネーファンドを立ち上げている。
10月31日、フランクリン・テンプルトンがコインベースのレイヤー2ネットワーク「ベース」でトークン化されたマネーファンドを立ち上げると発表した。フランクリン・オンチェーン・USガバメント・マネーファンド(FOBXX)は、ベースで最初に立ち上げられたトークン化ファンドだ。2021年に設立されたFOBXXは、これまでにステラ、ポリゴン、アービトラムを含むブロックチェーンネットワークで立ち上げられてきた。
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