分散型オラクルを開発するスタートアップ企業バンド・プロトコルは9月26日、仮想通貨イーサリアム(ETH)のメインネット上において、完全分散型バイナリーオプション取引dApps(分散型アプリ)の「ビットスイング(BitSwing)」を発表。この9月30日に立ち上げを行った。同時に実行開始した分散型オラクルを基盤としており、その機能や有効性をアピールする役割も担っているようだ。

分散型オラクルとは、DeFi(分散型金融)など各種スマートコントラクトに対して、為替レート・株式・財務データ・スポーツのスコア情報・ID情報といった実世界情報を提供する分散型データ管理システムを指す(米オラクル社とは無関係)。

バンド・プロトコルは、同社の分散型オラクルについて、信頼できるデータ提供プロバイダーによるデータセット、高速・安価なデータ提供、各種dAppsとの連携しやすさ、豊富な開発者向け資料などをうたっている。またデュアルトークンシステムを採用しており、仮想通貨取引所で売買できるエコシステム用トークン「BAND」、データ提供プロバイダーのデータセット購入・ステーキング用の「XFN」(フィナンシャル・データセット・トークン)の2種類を用意しているそうだ。

バンド・プロトコルによると、ビットスイングは、同社分散型オラクルを基盤とする初のdAppsという。トレーダーは取引相手や保管リスクなしに、ロングまたはショートといった取引ポジションをとれるそうだ。また、従来のバイナリーオプション同様に、トレーダーは仮想通貨ビットコイン(BTC)/ドルスポット市場のコールプション契約を購入できるという。

バンド・プロトコルは先月、バイナンスのローンチパッドでIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を行った。また大手ベンチャーキャピタルのセコイアなどが出資している。

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版