コインベースによる仮想通貨ロビー団体「スタンド・ウィズ・クリプト」は、カマラ・ハリス氏を「仮想通貨支持」と評価していたが、強い反発を受けてその評価を撤回した。
スタンド・ウィズ・クリプトは米国の政治家の仮想通貨に対する支持を公の発言に基づいてランク付けしているが、9月23日にハリス氏に対して「B」評価を与え、「仮想通貨支持」とした。
スタンド・ウィズ・クリプトはXで、ハリス氏が「最近、やや支持的な発言をした」としてこの評価を説明した。
Source: Stand With Crypto
9月22日、ハリス氏は選挙キャンペーン中に初めて仮想通貨について公に発言し、「消費者と投資家を保護しながら、AIやデジタル資産のような革新的な技術を奨励する」とのべた。
しかし、スタンド・ウィズ・クリプトは24日に評価を撤回し、現在ハリス氏のプロフィールには「仮想通貨に対する立場に関する情報が不十分」と表示されている。
「最近、(スタンド・ウィズ・クリプトの)政治家スコアカードに対して多くのフィードバックを受け取った。そして、それを反映して変更を行った」と、スタンド・ウィズ・クリプトのエグゼクティブ・ディレクター、ローガン・ドブソン氏は9月25日のX投稿で語った。
「今後は、候補者がスコアカードで評価を受けるのは、より困難になるだろう。正の評価でも負の評価でも同様だ。候補者には、より多くの発言や詳細を求めるのが適切だと考えている」とドブソン氏は続けた。
ドブソン氏は、仮想通貨に関する発言が評価に値しない場合、スタンド・ウィズ・クリプトは「情報が不十分」とマークするとした。しかし、同団体のアップデートは一部の人々には不十分だとされた。
ティエリオンの創設者ウェイン・ボーン氏はX投稿で、ハリス氏の評価は「仮想通貨を支持していない」と示すべきだと主張し、副大統領として彼女が「米国史上最も反仮想通貨の政権を率いてきた」と述べた。
スタンド・ウィズ・クリプトのアップデート前から、ハリス氏の仮想通貨支持の評価に対する批判があった。デルフィ・デジタルの共同創設者トム・ショーネシー氏は9月25日のX投稿で「カマラ・ハリス氏は、数か月遅れで、詳細が一切ない支持の曖昧な発言を一度しただけだ」とのべた。
コインリストの共同創設者ブライアン・チューバーゲン氏もXで「一度の曖昧な発言に基づいてハリス氏の評価をするのは『ばかげている』」と語った。
一方、スタンド・ウィズ・クリプトは共和党のライバルであるドナルド・トランプ氏を「強く仮想通貨を支持」として評価し、NFTコレクションの宣伝や仮想通貨収益に関する報道を基にポイントを与えている。
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